究極のアナログケーブル”LIBERAMENTE(リベラメンテ)”

 オルソスペクトラム(インフラノイズ)の新作アナログケーブルは、LIBERAMENTE(リベラメンテ)と命名されたようである。
 このリベラメンテ、中低音が痩せず、リッチで弾力がある。ひょっとしたら、そのような「味付け」がしてあるのではないかと、ちょっと意地悪い考えが浮かんで、試しにプリアンプとパワーアンプの間にリベラメンテを接続してアナログレコードをかけてみた。

 そもそもオーディオケーブルは、CD時代になってから増殖してきたもので、レコード時代には必要なかった、いや、必要なかったというよりも、下手なケーブルで繋ごうものなら、たちまちのうちに馬脚を露わすから、わざわざ色づけのある高いケーブルなんか買う者が少なかったのだ。したがって、「高級オーディオケーブルはCD再生のお化粧用」というのがわたしの認識である。

 さあ、リベラメンテよ、化けの皮を剥がしてやるぞ!『ミンガス・プレイズ・ピアノ』に針を落とすと、バリバリバリッと、剥がれた剥がれた!ただし、剥がれたのは化けの皮ではなく、再生音にかかっていた薄皮のベールと、わたしの目の鱗であった( ̄▽ ̄;
 おお、なんと!これはデジタル再生時よりもある意味ショッキング!

 レコードの音は、良い意味で少し曖昧。そこが和むところでもあるのだけれど、リベラメンテを繋いだ音は、キリッと立って、滲みなく、素晴らしくダイレクトなのである。まるで、プリとパワーが一体化したかのよう。そんなら初めからプリメインアンプを使えといったツッコミはなしにして、いや、じつに素晴らしい。こんなにアナログが良くなるとは、まるでカートリッジを替えたか、それ以上の変化なのである。

 たった一箇所のアナログケーブルを替えただけだが、その効果はシステム全体に波及する。これは、たとえばUSB-201やGPS-777を導入してクオリティアップしたのと同等の楽しさが、このリベラメンテで得られることを意味するのだ。まだ価格未定だが、まさかペア10万円なんてことにはなるまい。じつにコストパフォーマンスは抜群だ。

 古くからのインフラノイズフリークの方はもちろん、オーディオ初心者からベテランで一度もインフラノイズ製品を使ったことのない人の入門用としても、せひお勧めしたい。もうこれでケーブルに迷うことはない。究極のアナログケーブル”LIBERAMENTE(リベラメンテ)”は近日発売。

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コメント

もう生涯ノイマンと添い遂げようと決めてたんですが、
あっさり誘惑に負けることにしました(^^;

「ベルカント」はすでに幻のケーブルとなりましたが、
これを超える「リベラメンテ」を出すからには、息長く販売して欲しいです。
構造が特殊みたいだから、ちょっと心配です。

興味がある人はとりあえず入手しておくべきでしょう。
気がついたらAquiraxが買い占めていて、
ヤフオクで倍の値つけで売られていた、ということになる前に(爆

投稿者 Aquirax : June 1, 2012 09:51 PM

あまりいい加減なことばかり書いて社長に怒られるといけませんので、ちゃんとメーカーに確認してみました(^^;

ベルカントケーブルの中身の線材は、厳密にはノイマンではないが、見た目はノイマンそっくり。それもそのはず、ノイマンと同じドイツの工場から取り寄せていたそうです。もちろんノイマンのマークは入ってません。素材の他、構造じたいも、そうとう難しく、たいへん凝った造りになっていたとのことでした。

いっぽう、今回のリベラメンテケーブルは、線材も一から自社生産という、以前にもまして、これまたコダワリの仕様になっているそうです。

先ほども、お客様から、「おっ?今日は音が全然違いますね!何かしました?」とするどいご指摘をいただきました。
そうなんですよ、新作ケーブルに替えたんですよと言いましたら、いくら?と訊かれました。まだ正式に決まってませんが、たぶん定価でペア△X000円くらい・・・。「へえーっ!これは売れそうですね!」

ご期待下さい(^^;

投稿者 Master : June 1, 2012 03:10 PM

ノイマンを青いチューブに通しただけのものを、ベルカントケーブルとして高値をつけて売ってたように思われても困るので、あくまでも都市伝説のうえにわたしの妄想をくっつけた話をします(^^;

もちろん、そんなに単純なものではなくて、比較的ニュートラルで癖のないノイマン(?)と、恐ろしく音の良い、ジェラシックパークもビックリの超レア素材との組み合わせで構成されていたのではないかと想像します。

初期のインフラノイズ製品には、きわめて入手困難な音の良いパーツがよく使われていたようで、バンバン売れていても素材がなくなった時点で生産完了となってました。
現在は音の良いレア素材よりも、構造に工夫を凝らす方向にシフトしてきたようですが、それでも音を悪くするものは断固使わないという姿勢は一貫してます。凄いですよ。

特にケーブルにおいては、「音を良くするもの」より、「音を変化させないもの」を優先させるという点で、今回のリベラメンテはベルカントより格段に進化したものといってよいでしょう。

投稿者 Master : May 31, 2012 11:33 PM

キースの『生と死の幻想』(アナログ)聴いてます。
チャーリー・へイデンのベースがいい!

リベラメンテは、インフラノイズが初めてどんな音楽ジャンルでも鳴ると高らかに宣言したケーブルだけあって、さすがの鳴りっぷりです。

投稿者 Master : May 31, 2012 02:50 PM

そういえば、昔インフラノイズのベルカントケーブルを分解したら、中からノイマンのケーブルが出てきたという都市伝説がありました。
都市伝説ですから本当かどうか定かではありません(^^;

投稿者 Master : May 31, 2012 01:14 AM

>中低音が痩せず、リッチで弾力がある。

まさに「もうちょっとこうだったら」と思っている方向性です。

わたしが愛用しているノイマンのマイクケーブルで作ったアナログケーブルは、
元々インフラノイズの秋葉社長から教わったものです。
その後、オーディオマニアを「ゾンビ」呼ばわりすることで有名な業者さんの主力商品にもなりました。
Aquiraxが教えたからだという説もあったりします(^^;

あの音を熟知しているインフラノイズが自信をもって世に出すケーブルです。
聴かない内からOK出しちゃいますね。

投稿者 Aquirax : May 31, 2012 12:56 AM