バド・パウエル(p) 『Bud! The Amazing Bud Powell Vol.3』

バド・パウエル(p) 『Bud! The Amazing Bud Powell Vol.3』

 名門ブルーノートに一言イチャモンをつけるとしたら、2管3管の立派なハードバップばかり作りすぎたこと。日本のジャズファンはもう少し脱力したものを好む。たとえばこれ。すでに下り坂にある天才パウエルの前半ピアノトリオに、後半カーティス・フラーのトロンボーンが加わる。同じトロンボーンでもJ.J.ジョンソンとは対照的な、ふっくらしたトーンで聴かせる[7]はほのぼのとして感動的。プロデューサーのアルフレッド・ライオンは、もう一本ホーンを入れればよかったと後悔したそうだが、いやいや、これはこれでなかなか味のある一枚だ。 ★★★★

1. サム・ソウル
2. ブルー・パール
3. フランティック・ファンシーズ
4. バド・オン・バッハ
5. キーピン・イン・ザ・グルーヴ

6. アイダホ
7. ドント・ブレイム・ミー (Don't Blame Me)
8. ムース・ザ・ムーチ (Moose The Mooche)

Bud Powell (p),Paul Chambers (b),Art Taylor (ds),Curtis Fuller (tb[6][7][8])
[Bluenote] 3.Aug.1957 Engineer:Van Gelder


« Look Around the Dragon 首振りドラゴン | メイン | ビル・エヴァンス(p),ジム・ホール(g) 『Undercurrent』 »