ミルト・ジャクソン(vib) 『Jazz 'N' Samba』

ミルト・ジャクソン(vib) 『Jazz 'N' Samba』

 当店のスピーカーは[1]のような曲には妙に自信があって、ちょっと他所に負ける気がしない。ティナ・ブルックスの「バック・トゥ・ザ・トラックス」とか、オリバー・ネルソンの「ストールン・モーメンツ」とかも、JBL4343だと横綱の風格で鳴ってくれる。全部ブルースじゃないかって、そのとおり。ブルースに始まりブルースに終わるのが正しいジャズの聴き方。後半は当時流行のボサノヴァで色気を見せるが、いけない、いけない。これはオマケで、本質はA面つまり前半にあり。[4]のテーマメロディに続き、天から降ってくるリチャード・デイヴィスのベースライン。するするとジミー・ヒースが滑り込む。お次は誰だ?トミフラだ。変化をつけてバグス登場。もう根っからのブルース野郎ども。 ★★★★

1. ブルース・フォー・ジュアニータ (Blues For Juanita)
2. アイ・ガット・イット・バッド (I Got It Bad And That Ain't Good)
3. ビッグ・ジョージ (Big George)
4. ジンジャーブレッド・ボーイ (Gingerbread Boy)

Jimmy Heath (ts[1][3][4]),Milt Jackson (vib),Tommy Flanagan (p),Richard Davis (b),Connie Kay (ds)
6,Aug. 1964. Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ,

5. ジャズ・ン・サンバ (Jazz 'N' Samba 〔So Danco Samba〕)
6. ザ・ウーウー・ボサ・ノヴァ (The Oo-Oo Bossa Nova)
7. アイ・ラヴ・ユー (I Love You)
8. キス・アンド・ラン (Kiss And Run)
9. ジャズ・ボサ・ノヴァ (Jazz Bossa Nova)

Jimmy Heath (ts [5][6][8][9]),Milt Jackson (vib),Tommy Flanagan (p),Howard Collins, Barry Galbraith (g),Richard Davis (b),Connie Kay (ds),Joe E. Ross (vo[5]),Lillian Clark (vo[8])
7,Aug. 1964. Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ
[Impulese!] Engineer:Van Gelder


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コメント

ちゃんど演奏する腕前が無いと、音楽ってめちゃくちゃ不自由です(^^;

まあ、それはともかく・・・・・
自由に表現するには前提としてのお約束があって、
それが文化にもなっていて、いろいろと違ったりしてややこしい。
宗教や思想も似たところはあると思います。

ジャズの持つニュアンスが通じなくて、下品と見なされたり、
逆にクラシックの表現がダサかったりする文化圏ってありますよね。

投稿者 Aquirax : February 25, 2010 12:23 PM

>> イデオロギーやレリジョンとはちがって
音楽は自由です。

全くそのとおりだと思います。

>>思想、宗教、音楽のいずれも、
動機においては不自由からの解放を目指すものですから、
これは誤解でありましょう。

誤解しているとは思えません。
少し表現、言葉が誤解されるおそれがありましたなら
お詫びします。
動機は自由への道であっても、現実、結果
は自由とは限らない場合もあります。

音楽も言葉と同じで、自由な表現に使う、
音素(あえてこのような造語?を使います)が
ことなる場合があるので気をつけないと
結果が変わってしまうことがあると
言いたかったのです。

投稿者 Ken : February 25, 2010 09:37 AM

> イデオロギーやレリジョンとはちがって
> 音楽は自由です。

思想、宗教、音楽のいずれも、
動機においては不自由からの解放を目指すものですから、
これは誤解でありましょう。

投稿者 Master : February 25, 2010 09:13 AM

>ジャズの本質って、カチッと決まったものがあって、
他の音楽と対立するものじゃなくて、
違った文化が混じりあう過程そのものだという気がします。

まったくそのとおりだと思います。
でもその基盤、本質が感覚的に相反する要素を
持つ場合、演奏家、作曲家、受け手が原理、基盤を
理解できるでしょうか?今解決すべき問題か
否かはだれも答えはありません。現実での
感覚的相違はやはり解明すべきでしょう。
イデオロギーやレリジョンとはちがって
音楽は自由です。

投稿者 Ken : February 24, 2010 08:17 PM

ジャズの本質って、カチッと決まったものがあって、
他の音楽と対立するものじゃなくて、
違った文化が混じりあう過程そのものだという気がします。

投稿者 Master : February 24, 2010 01:40 PM

1)ジャズVSクラシック
2)モダンジャズVS古典クラシック
と理解しようとしてきましたが、マスターの歩調と
合わせて今からは
3)ブルースVSワグナーまでのクラシック
と範囲を狭めます。
ボサノヴァはブルースと
距離のあるジャズのはしっこと理解しました。

さて今後どうなるやら?

投稿者 Ken : February 23, 2010 08:26 PM