JimmyJazzの置き傘は返却不要

 「散髪してたら急に雨が降り出した。しまった!傘がない。どうしよう?」

 ちょっと気の利いた理・美容室なら、サッと傘のひとつくらい貸してくれるものですが、JimmyJazzの傘は返却不要。粗末な傘ですが、差し上げますので、そのままお持ち帰りください。


 本日、建国記念日の大阪は、冷たい雨が降っている。本格的に降り出す前に来店されたお客様に、傘を差し出した。  「あとで返しに来ます」と仰るが、いえいえ100円の傘ですから。わざわざ返しに来ていただかなくても結構です。今や、たった100円で傘が買える時代なのだ。

 ビニール傘って、最初はいくらくらいだったろう?500円?800円?千円はしなかったか?
 当店がオープンした1988年ごろは、すでにビニールの置き傘は定着していたが、貸し出すとなかなか返ってこないので、ビニール部分にマジックインキで「JimmyJazz」と大きく目立つように書いたものだ。あれだけ目立つように店名を書いた傘だと、普段使うわけにもいかず、返しに来るか、自宅に放置するかのどちらかで、借りて帰るお客様にしてみれば、まったく迷惑な話である(^^;

 数年前、城崎温泉へ旅行に行ったとき、外湯めぐりの最中に雨が降り出した。地元の温泉協会で置き傘を用意していて、外湯から外湯への移動は置き傘を利用できるのだが、泊まってる旅館まで持って行ってはいけない規則になっていた。幸いなことに、帰るころには雨は小降りになって、あまり濡れずに済んだのだが、なんだか中途半端なサービスだなあと思った。

 それがきっかけで、というわけでもないが、その頃から、散髪中に降り出したら、傘を「貸す」のではなく「返さなくていい」「差し上げる」という方針に切り替えた。
 これまで「(返すのは)ついでのときで結構です」と言って(さりげなくプレッシャーをかけつつ)貸し出してたのだが、それじゃあ借りるほうも借りづらい。晴れだというのに傘を持って来るか、雨の日に2本の傘を持って返しに来るか、どちらにしても不恰好である。
 それならもういっそ返却不要でいいではないか。そのほうがよほどスッキリする。

「急な雨降りには、当店の置き傘をご利用下さい。返却不要」という貼り紙をしているが、100円の傘が欲しくて、わざわざ雨の日を狙って散髪する人もあるまい(^^;
 今日も一本差し上げて、そろそろ置き傘もなくなってきたので、また百円ショップで仕入れておかねば。今は店名も何も書いてないので、お持ち帰り後は普段使いにどうぞ(笑)


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コメント

ありがとうございます。楽器店を調べてみます。JazzとClassicでどうして音の好みが違うのか、背景を知りたくて。
近所の高齢者は、電車に乗って駅構内にある千円理髪店に行っています。そうすれば浮いた分で市の財団がやっているコンサートに行ける。1200円でコーヒー、ワイン、生ビール、コーラのどれかがついているので、200円でサンドイッチを買うと遅い昼食も取れる。高齢者は賢く頭を使って楽しんでいるのです。多分、Jazz喫茶に行こうにもお金のなかった若い頃を思い出してのことで集まっているのでしょう。
若い人は1200円が出せないのではなく、携帯、ゲームにお金を使っているのでしょう。昨日ラーメンを食べにいったら、焼き豚丼付きラーメン大盛りに餃子をつけてモリモリ食べながら漫画雑誌を読んでいる若者がいました。思わず、腹をすかせながら、都電にも載らず神田の古本屋町で専門書を漁っていた自分の姿と重ね合わせてしまいました。
JJが健全な若者文化を育てる場になってほしいという意味でいろいろ言いました。音楽の楽しさを教えてあげてください。

投稿者 越の聴楽酒仙坊 : February 19, 2010 04:53 AM

>不良中年の趣味
やっぱり、ちょい悪オヤジがブランディーを片手に
ヴィンテージオーディオでレコードを聴きながら頭を振ってる、
というイメージが拭えないのかなあ(^^;

ジャズコンサートに若年層がいないのは、
若年層の音楽指導者の多くがクラシック畑の人たちだからでしょう。
コンサートのお客さんって、
演奏者(先生)のツテで来ている人たちがかなりいるんじゃないでしょうか。
その点、クラシックのオケは一回の演奏者の数も多いですし。

それに、
ちょっとジャズが聴きたい中高年にとって1,200円は安いですが、
若い子が聴いてみようかなと思えるのは、
ワンコインが限界かと思います。

>ジャズの音の理論的背景(楽典)
本屋より楽器店の楽譜コーナーなどを覗くと見つかりますよ。
古典的なのは、渡辺貞夫の『ジャズ・スタディ』あたり。
昔はこれしか無かったですが、
今は、それこそバークリーの教本が翻訳で手に入ります。

投稿者 Aquirax : February 18, 2010 10:32 PM

不幸なことに日本ではジャズは不良中年の趣味になってしまったみたいです。多分1960年代にそういう固定観念ができたのでしょう。60年代のジャズ喫茶はそういう雰囲気がありました。
スペインやブラジルでは子供でもフラメンコやサンバを踊り、ドイツに行けば教会ではバッハの教会カンタータを聴くことになる。アメリカの公園ではカントリーのバンドがガンガンやっています。ルイジアナではトラディショナルジャズとケイジャンミュージックが町中に溢れています。バンドの入ったレストランではランチを取りながらティーンエイジャーと思われる娘が身体を揺すっていましたし、学会のオープニングセレモニーでは高校生のトラディショナルのマーチングバンドが雇われていました。音楽は生活環境なんです。
バークレイを目指す若者がもっと居てもいい。ジャズの音の理論的背景(楽典)を知ろうとして本屋を探し回ったのですが、まったく見つかりませんでした。

投稿者 越の聴楽酒仙坊 : February 17, 2010 05:59 AM

それは小学生に割引で酒を飲ますようなもんですなあ(笑)

投稿者 Master : February 16, 2010 09:00 PM

先週、市内のホールのジャズライブに行ったら祭日だというのに、来ているのはいつもと同じで高齢者ばっかり。選曲も音も良く、ワンドリンク付きで1200円は安かった。しかしプレイヤーは一生懸命やっていたのにちょっと気の毒な感じでした。これでは全国のジャズファンがJJに押し寄せるというのはとても無理。
その翌々日、こんどは古楽アンサンブルのバッハを聴きにいったら、もちろん高齢者が多いけど、右隣は30代の男性、左隣は20代の女性、それに親に連れられてきた小学生が数人居てこれにはびっくりでした。
Kenさんはクラシック派はダサイ、ジャズ派は一皮剥けているなんておっしゃっていたけど、これは一体どういうわけ?本格的なバッハを聴きに小学生から高齢者まで集まるとは!
JJも新規客層開拓に小学生割引(たださえ安いけど)、ネトゲやりたい放題なんて、ジャズ好きの若者を増やす新しい戦略が必要では?
高齢者は這ってでもJJに行く前に耳の方が先に駄目になるのではないでしょうか。

投稿者 越の聴楽酒仙坊 : February 16, 2010 06:39 PM

どちらかというと、こちらが迎えに行くというよりも、年寄も含む全国のジャズファン、オーディオファンが、執念で這ってでもやって来る理容室を目指したいものです(笑)

投稿者 Master : February 14, 2010 08:23 PM

本日、30年来のお付き合いのある団地の理髪店に行ってきました。店主曰く、1年にお得意さんが5-6人ずつ亡くなっていくとのこと、また坂道の多い団地なので車で送り迎えするお得意さんが20人を超えるとのことです。3月間姿が見えないと電話するようにしているが、そうすると入院したとか、亡くなったとかの家人の答えが返ってくるそうです。
そのうち自分も順番がくるので、それまではよろしくと言って帰ってきました。
介護タクシーと組むとか、巡回理髪店みたいなものが必要になってくるかもしれません。

投稿者 越の聴楽酒仙坊 : February 14, 2010 07:13 PM