コストを下げ、高収益体質をつくる [社長学入門-8]

 デフレ下での戦い方、やるべきことは三つあって、まず第一は、前回述べた「汗を流し、勤勉に働く」ということ。そして、二番目には、「徹底的にコストを削減する」ということ。

―――― もっと智慧を使うならば、次は、「どうやって構造的にコストダウンをし、経費を削減していくか」ということになります。発展的にできたものの無駄があるので、この無駄な部分を削っていく必要があるのです。
 どのような会社であろうと、無駄はあります。「無駄がある」というより、「欠点がある」と言ったほうがよいかもしれません。欠点のない会社などないのです。 
「社長学入門」【p.210】

 大きな会社だったら、構造的な無駄が相当あるということは理解できるけれど、当店のような商売だと、材料はお客さんが生やしてきてくれるわけだから、元々あまりコスト自体がかからない。家賃、光熱費、化粧品、消耗品、コーヒー豆などの接待交際費、新聞雑誌等の図書費とか、せいぜいCD、レコードを買うとか、その程度である。
 むしろ、どこかの国の政府がやってる「仕分け」みたいなケチケチ路線で、何もかもケチればいいってものでもない。接客業なんだから、お客さんに「ケチだな」「しけてるな」と思われたら一巻の終わりである。節約もなかなか加減が難しい。

 だが、たとえば当店は白熱電球をたくさん使っていて、夏場はかなり発熱するので、エアコンも含め電気代がかなり高い。「電気代計算君」というWEBサイトで試算してみたら、100W電球を一日12時間つけると、一ヶ月に792円かかる。これが、いま流行のLED電球だと、8.7Wだから、一ヶ月69円で済む計算になる。一個交換で月700円浮くとして、白熱電球9ツを交換すると、6300円!けっこうな節約になりそうだ。ただ、電球一個あたりの値段が6千円弱と、少々高いので、今後少しずつ交換していこうかと検討中。あるいは、少々暗いのを我慢して、値段のこなれた電球型蛍光灯にして、そのぶん照明器具の数を増やすという手もある。

 そして、三番目にやるべきことは、「高付加価値の部門を育てる」こと。

―――― そして、お金が浮いてきたら、そのお金を、未来の成長性の高い部門に投資しなければいけません。この投資額も競争です。やはり、未来性や将来性の高いところに、いち早く投資した会社が、五年後、十年後に勝つのです。
 「赤字だから」と言って投資しないでいれば、潰れるのです。よそが、どんどん良いものをつくってきたら、負けるに決まっています。
 無駄な「死に金」の垂れ流しを止め、黒字化してお金をため、それを将来性のあるところに投資して、競争に勝たなければいけないのです。 
同【p.212】

 投資しなければいけないところと、節約しなければいけないことの見極めは、大臣でも間違うくらいだから、凡庸な経営者には、なかなか難しいことなんだろう。しかし、「研究開発等、高付加価値部門については、手を緩めてはいけない」と社長学入門は説く。

―――― 「他の追随を許さないものをつくり出さないかぎり、生き残れないのだ。どんな小さな、マイナーな部門でもよいけれども、できれば、今も日本一で、将来も日本一になるような部門をつくっていかなければならない。 《中略》 ほかのもので取って代われるもの、ほかのところでできるようなものは、消えていく可能性が高い」ということです。 同【p.212】

 日本一といえば………、 「日本一音の良い理容室」!? (つづく) ※参考文献 「社長学入門」幸福の科学出版

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