経営理念の作り方(当店の場合) [社長学入門-4]

―――― 経営理念の策定には時間をかけ、考えを煮詰めていくことが大事です。その経営理念のなかには、無私、無我を超えて、「宇宙の理想」と言うべきものを導入しておかなければ駄目なのです。最終的に、わが社だけのことを考えるようなものになってはならず、宇宙の理法の一端を担ってるつもりでやらなければいけません。
「社長学入門」【p.321】

 他社の経営理念を参考にしてもいいけれど、自分の会社であると思うなら、経営者は、やはり自分の頭で経営理念を考え、自分の責任でもって経営理念を打ち出さねばならない。
 でも、そんな完全無欠の経営理念なんて、即興でパッと閃いて出てくるわけもないので、当店では最初から完璧を求めず、暫定的に決めていくことにした。そこで採ったのが「カレンダー作戦」である。

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 考えを整理するためには、紙に書くのがいちばんだ。仕事場の洗濯機の横に貼ってあるカレンダーの余白に、仕事中に思いついたことをドンドン書き込んでいくことにしたのだ。
 それこそ、「美味しいコーヒーを飲んでもらおう」とか、「席にご案内するときは名前で」とか、「愛しているよ」とか(これはウソだが)、たわいもないことも含め、とにかくなんでもかんでも書きなぐっているうちに、だんだんと「経営理念らしきもの」が出来てきて、それを何度も繰り返し書いて書き直すうちに今の形になった。

 したがって、今のこの経営理念が最終的な完成形であるとは思っておらず、今後もっとよいものができたら、その都度改善していくつもりだが、まず基本的なラインはこの形で行こうと思う。

 じつは「カレンダー作戦」には、考えを整理するだけでなく、もうひとつメリットがある。それは「人目につく」ということだ。自分ひとりで考えたり勉強している内容は、家族や他人にはわからないが、カレンダーに書いてあるメモを目で追うことで、社長、あるいは主人、あるいは奥さんが、どういうことを考えてるのかがおぼろげながら見えてくる。指示としては、「カレンダーを見ておけ」と言うだけでよい。

 いきなり「世界征服を実現します」とか書いた額縁をかけると、「社長、いったいどうしちゃったんだろう」と思われるかもしれないので、準備段階として「カレンダー作戦」はいかがだろう。 (つづく)  ※参考文献 「社長学入門」幸福の科学出版

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