アート・ペッパー(as) 『The Return of Art Pepper』
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アート・ペッパー(as) 『The Return of Art Pepper』

 オリジナルの[1]は、麻薬所持のため入れられてた刑務所から出てきたペッパーの意気込みが感じられる。「恋人よ我に帰れ」のコード進行に対位法のテーマが印象的。帰ってきたのが嬉しいのか、仲間同士で元気つけてやろうとしたのかどうかは定かでないが、このメンバーの盛り上がりようは並じゃない。特にリロイ・ビネガーの豊かに響くウォーキングベースがバンドを牽引し、ジャック・シェルドンも乗りに乗ってエネルギッシュな演奏を展開。もちろんペッパーも好調で、マイナー曲[7]から、バラードの[8]、得意のラテンリズムに乗った[9]、[10]へのくだりがいい。ジャケット写真が『ミーツ・ザ・リズムセクション』の残りを流用したようで、見てのとおり少々影が薄い。デザインさえちゃんとしてればさらに評価が高かったのでは?佳作。 ★★★★

1. ペッパー・リターンズ
2. ブロードウェイ (Broadway)
3. ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド (You Go To My Head)
4. エンジェル・ウィングス
5. ファニー・ブルース
6. ファイブ・モア
7. マイノリティ
8. パトリシア
9. マンボ・デ・ラ・ピンタ
10. ウォーキング・アウト・ブルース

Jack Sheldon (tp),Art Pepper (as),Russ Freeman (p),Leroy Vinnegar (b),Shelly Manne (ds)
[Jazz West] 6.Aug.1956. Capitol studios L.A.


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