セロニアス・モンク(p) 『Thelonious Monk Trio』

セロニアス・モンク(p) 『Thelonious Monk Trio』

 ルディ・ヴァン・ゲルダーによるリマスター盤である。いやいや、近年行われたデジタルリマスターのほうではなく、約半世紀もの昔、LP化する際にアナログでリマスタリングを施されているのだ。[1][2]はハッケンサックのヴァン・ゲルダー・スタジオで録音されたとあるが、それ以外は別のスタジオのようである。ここのピアノの調律が狂っているのだが、モンクはこの耳障りな音をも利用して、独自の音楽に仕立て上げてしまう。特にはじけてるのが[5]と[10]で、ガツーンとやられた。いや~これは凄い。こんなのを聴いてしまうと、まともな調律のヴァン・ゲルダー・スタジオでは物足りない(笑) ★★★★

1. Blue Monk
2. Just a Gigolo
3. Bemsha Swing
4. Reflections
5. Little Rootie Tootie
6. Sweet and Lovely
7. Bye-Ya
8. Monk's Dream
9. Trinkle, Tinkle
10. These Foolish Things

Thelonious Monk (p),

Gerry Mapp (b),Art Blakey (ds) [5][6][7][8] NYC,15,Oct.1952.
Gerry Mapp (b),Max Roach (ds) [3][4][9][10] NYC,18,Dec.1952.
Percy Heath (b),Art Blakey (ds) [1][2]Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, 22,Sep. 1954.
[Prestige] Engneer:Van Gelder


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コメント

モンクのピアノって、ちゃんと調律してあってもそう聞こえさせないところがあります。
実は最初からずれてた方が都合が良いとか(笑

調律の狂ったピアノといえば、
ドルフィーのファイブスポットライブのやつが酷い(笑
気の毒なぐらいにホンキートンクなアップライトピアノを
マル・ウォルドロンがキョンキョン鳴らして、不思議な感じを出していました。
あれには、転んでもただでは起きないピアニスト魂を感じます。

投稿者 Aquirax : April 24, 2009 10:36 PM