初心者のためのオーディオ・セッティング術(その1「置く」)

 この頃、アフィリエイトでオーディオ製品がちょくちょく売れているようだ。オーディオとはだいたいが高価なものだからどうかなとも思ったのだが、結構買ってくれる人が居るみたいである。嬉しいことにインフラノイズのDAC-1もここから数台出たらしい。
 ただ紹介して売りっぱなしも何なので、オーディオ初心者の方にサポートになるような記事もたまには載せてみよう。

 さて、初心者のお宅に、念願のオーディオ機器が届いたとしよう。真新しいトランジスタの匂い、スピーカーのコーン紙の匂い、嬉しいものである。
 まず、これらをどのように配置するか。といっても、初心者諸君はもう部屋のどの場所に置くか決定してるだろう。知ってるぞ、君達が結構強情なのを。
 わたしが「このように配置したほうが音が良いから」と言っても譲らないだろう。音の良し悪しよりもルックス重視なの、初心者のうちは。わかるわかる、機器を買うときだって、音なんか聴かずに見た目で選んだでしょう?音はわからんがルックスにはうるさい、ま、これが典型的なオーディオ初心者像であるから気にしなくてもヨロシイ。
 しかしそれでは話が続かないので、一応どのようにセッティングしたらいいのか、わたしの考えを述べておく。オーディオがうまく鳴らなかったり、部屋の模様替えをするときにでも参考にして下さい。


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部屋は縦長に使うべし

 最大のポイントは、スピーカーを部屋のどの位置に置くか。これもいろんな流儀があるわけだが、”JJ流”としては、部屋を縦に使い、短辺の壁際にスピーカーを設置する方法を推奨したい。その理由は二つある。
 理由その1、部屋を横長に使うと”LSDLの法則(スピーカー側を響かせ、リスニングポジションのほうを響かないようにする法)”が効果的に働かない。
 理由その2、左右の壁とスピーカーが近くなることで壁に反射し、高音域が減衰しにくくなる。

スピーカー周辺に吸音性のものは御法度

 窓を背にしてスピーカーをセッティングする人も多いのだが、曲者なのがカーテン。これが音楽にとって大事な高音を吸ってしまうのだ。スピーカーの背後は、できればカーテンのない硬い壁面が望ましい。

吹き抜け天井の場合

 天井が吹き抜けになってるオシャレな部屋も最近よく見かける。天井が屋根に沿って傾斜してたり、高低の差がある天井。ひと部屋のなかに天井の高い部分と低い部分がある場合は、天井の高いほうの壁にスピーカーを設置するほうが成功しやすい。これも”LSDL(LIVE=SPEAKER側、DEAD=LISTENER側)の法則”に沿った考え方だ。

後方から雑音が聞こえないことが重要

 外からの騒音にしろ、スピーカーからの反射音にしろ、自分の後ろで音が鳴ってると前方の音楽に集中できない。ところが反対に、意外と前方で物音がしててもそれほど違和感がないものだ。拙宅でもリスニング椅子のすぐ後ろが窓で、これを開け放つと定位が怪しくなる。一人暮らしのワンルームであれば、聴取位置をベッドに設定して、その上に座って聴くのも良いだろう。

スピーカーの間にTV、センターラックでも大丈夫

 わたしの見解では、スピーカーの間にTVやラックなどの物を置くこと自体、それほど致命的な悪影響はない。大きなぬいぐるみとか、凄く吸音しそうなのはさすがにマズイが。

スピーカーの上には物を置くな!

 スピーカーの間よりも、むしろ重要なのがスピーカーの上。大型スピーカーだと、ついポンと何か置いてしまうものだが、これは音に大いに影響する。「オマエは置いてるじゃないか」って?いやスマン。スピーカーの上に物を置くのは、スピーカーの形状が変わったのと同じこと。だからこれは何でも良いってものでもなく、スピーカーとほぼ同じ横幅、しかも左右同じ位の大きさのものでなくてはならない。ちなみに神戸の某ジャズ喫茶では、使ってないアンプを左右一個づつスピーカーの上に置いて鳴らしていた。
 何も考えないで置くと必ず失敗するから、スピーカーの上には置かないと心得たほうが無難である。

※関連エントリー
"初心者のためのオーディオ・セッティング術(その2「繋ぐ」)"


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コメント

当店も勿論はずれてます>JJセオリー(^^;

投稿者 Master : October 8, 2006 03:30 PM

うちのセッティングはJJセオリーからはずれてますね。
ま、"初心"忘れずっってことで(w
オモチャが増えてスピーカーの上以外の置き場がないのが問題だなあ。

投稿者 Aquirax : October 7, 2006 11:13 AM