バド・パウエル(p) 『The Amazing Bud Powell, Vol. 2』

バド・パウエル(p) 『The Amazing Bud Powell, Vol. 2』

 ピアノ、ベース、ドラムスの三重奏を「ピアノトリオ」として定着させたのはバド・パウエルで、それまで「ピアノトリオ」といえば、ナット・キング・コールのようにベースとギターを配したものが主流だったようだ。パウエルのピアノは音数が多くて和音も分厚い。ピアノ一台でオーケストラをやっているような感覚で、果たして伴奏楽器は何でも良かったかも知れない。各楽器の役割分担が聴かれるようになるのが本盤収録'53年のセッション。'49年の[11][12]、'51年の[4][9]などと比べ、かなりモダンなスタイルへと移行している。バロック風アレンジの[2]や[5]など、ベースとドラムスがパウエルのやりたいことをよく理解して追従している。過激な『Vol.1』に比べ、随分聴きやすい。 ★★★★

1. リーツ・アンド・アイ (Reets and I)
2. ニューヨークの秋 (Autumn In New York)
3. アイ・ウォント・トゥ・ビー・ハッピー (I Want To Be Happy)
4. イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー (It Could Happen To You)
5. シュア・シング
6. ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス (Polka Dots And Moonbeams)
7. グラス・エンクロージャー
8. カラード・グリーン・アンド・ブラック・アイ・ピーズ
9. 虹の彼方に (Over the Rainbow)
10. オードリー
11. ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド (You Go To My Head)
12. オーニソロジー (Ornithology)

Bud Powell (p),Curly Russell,Tommy Potter,George Duvivier (b),Roy Haynes,Art Taylor,Max Roach (ds)
[Bluenote] 9.Aug.1949. 1.May.1951.14.Aug.1953.


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