マイルス・デイヴィス(tp) 『クールの誕生』
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マイルス・デイヴィス(tp) 『Birth Of The Cool』

 この作品を聴いて思い浮かぶのイメージはギリシャ風「白亜の宮殿」。キャピトルのレーベルカラーとも一致する。明るい日差しとエーゲ海の爽やかな風が吹いてくるよう。唄入りの[12]が特にそうだ。ところがマイルスに似合いそうなのはエジプトやスペインの王宮なのだ。リーダーでありながらどことなく余所余所しい、まるで客演しているような印象はこのイメージのズレにあるのかも。[3]におけるリー・コニッツのソロからアンサンブルに一体化するくだりはすばらしく芸術的。この録音に先駆け、クラブ”ロイヤル・ルースト”に出演したときの九重奏団の演奏をカップリングした『The Complete Birth of the Cool』もある。 ★★★☆☆

1. Move
2. Jeru
3. Moon Dreams
4. Venus De Milo
5. Bud-O
6. Deception
7. Godchild
8. Boplicity
9. Rocker
10. Israel
11. Rouge
12. Darn That Dream

Miles Davis (tp),Kai Winding,J.J. Johnson (tb),Junior Collins,Sandy Siegelstein,Gunther Schuller (frh),Bill Barber (tuba),Lee Konitz (as),Gerry Mulligan (bs, arr),Al Haig (p),Joe Schulman,Nelson Boyd,Al McKibbon (b),Max Roach,Kenny Clarke (ds),John Lewis (arr,p),John Carisi,Gil Evans (arr),Kenny Pancho Hagood (vo)
[Capitol] 21,22.Apr.1949. 9.Mar.1950. NYC.


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