サド・ジョーンズ = メル・ルイス ジャズ・オーケストラ 『Live In Tokyo』

サド・ジョーンズ = メル・ルイス ジャズ・オーケストラ 『ライヴ・イン・トーキョー』

 サド=メルのようなモダン感覚のビッグバンドは、もっとたくさんあってもよさそうなものだが。やはり大所帯をまとめるのはたいへんなのだろう。「ビー」と開演ブザーが鳴り、『マイルス・イン・トーキョー』でお馴染いソノてルヲ氏の司会に続いてゴキゲンなアンサンブルが素早く飛び出す。ジャブを繰り出すトランペット、熱を帯びてくるブラスセクション。ピアノソロにクールダウンでブラシに持ち替えるルイス。この瞬間がカッコイイ!最後のドラムソロではシンバル音の生々しさに息を飲む。大いに盛り上った次は、アルトがフラフラ登場したかと思うと、それに導かれ休む間もなくマイナー調のブルース[2]に突入する。見せ場満載の東京公演。 ★★★☆☆

1. ワンス・アラウンド ※ソロ・オーダー{セシル・ブリッジウォーター(tp),ペッパー・アダムス(bs),ローランド・ハナ(p),メル・ルイス(ds)}
2. バック・ボーン {{ジェリー・ダッジオン(as),ハナ(p),ビリー・キャンベル(tb),ジミー・ネッパー(tb),ルイス(ds)}
3. ミーン・ホワット・ユー・セイ {{ハナ(p),ペッパー・アダムス(bs),サド・ジョーンズ(cor),ロン・ブリッジウォーター(ts)}
4. リトル・ピクシー {{ハナ(p),ビリー・ハーパー(ts),エディ・ヒクエス(as),ロン・ブリッジウォーター(ts),アダムス(bs),ジョージ・ムラーツ(b),ジェリー・ダシオン(ss),ハナ(p),セシル・ブリッジウォーター(tp),スティーブ・ファタード(tp),ジョン・ファディス(tp)}

Thad Jones (co-leader,cornet),Mel Lewis (co-leader,ds),John Faddis,Steve Furtado,Jim Bossy,Cecil Bridgewater (tp),Jimmy Knepper,Billy Champbell,Quentin Jackson,Cliff Heather (tb),Jerry Dodgion (ss,as),Eddie Xiques (as),Billy Harper,Ron Bridgewater (ts),Pepper Adams (bs),Roland Hanna (p),George Mraz (b)
[Columbia] [3][4]12,Mar.郵便貯金ホール [1][2]13.Mar.都市センター・ホール 1974. Engneer:Masao Hayashi

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コメント

おお~、実際に行かれたのですね!見たかったなあ。
ソノ頃はジャズのジャの字も知らない子供でしたけど。

投稿者 Master : July 28, 2006 06:39 PM

フルバンドが最後の輝きを放っていた時代でありました。サドメルが来日し、穐吉さんが「孤軍」は発表し、M.ファーガッソンも元気でした。 
あの時、サドメルの公演には三回行き、どれも興奮しまくりました。ジョン・ファディスが20代前半でハイノートをヒットしまくり、ジミー・ネッパーとクエンティン・ジャクソンがそれぞれ個性の異なるTBソロを吹き、ペッパー・アダムスが存在感バリバリのソロを吹き、ローランド・ハナがフルバンでこうも華麗に弾けるか・・・と思うほど華々しく、G.ムラーツのバカテクにのけぞり。そしてそして若さがはちきれそうなディーディー・ブリッジウオーターがノリまくり。あんなに楽しいフルバンドはそれ以降経験がありません。

あの来日では貞夫さんのマイ・ディアライフでもメンバーが素晴らしい演奏を残し、ハナ~ムラーツのデュオのさきがけとなる「1*1」(ワンバイワン)を残していきました。

本当に素晴らしい来日でしたねぇ<シミジミ

投稿者 板前 : July 28, 2006 06:19 PM