ラムゼイ・ルイス(p) 『The In Crowd』

ラムゼイ・ルイス(p) 『The In Crowd』

 大ヒットを記録したラムゼイ・ルイスのライブ盤。明快なリズムとゴスペル調のメロディで観客もノリノリのエンターテイメント。ジャズロック風の[1]、チェロのパフォーマンスで沸かせる[3]、ドラマチックな展開の[5]など、飽きさせない構成はライブならでは。今聴くと少し軽すぎる気もするが、オーネット・コールマンの出現以降、どんどん難解になっていくジャズの一方で、本当に一般大衆が求めていたのは、このように単純なものだったのでは?翌'66年にはキャノンボール・アダレイがこれまたジャズロック調の『マーシー・マーシー・マーシー』で大ヒットを飛ばす。 ★★★☆☆

1. The "In" Crowd
2. Since I Fell for You
3. Tennessee Waltz
4. You Been Talkin' 'Bout Me Baby
5. Love Theme from "Spartacus"
6. Felicidade (Happiness)
7. Motherless Child [#]
8. Come Sunday
9. Party's Over [#]

Ramsey Lewis (p),Eldee Young (b,cello),Red Holt (ds)
[Argo] 13-15.May.1965. live at The Bohemian Cavern. Washington,D.C.


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コメント

オーネットもドルフィーも大変やったろね。チャーリー・パーカーが同じ楽器でバップを完成させて、和声を基本とした音楽を極めつくしたんやから。「やってられるかい!それやったらわいは、コードも調性も無視したるぅ~。」いわゆる切れたわけですな。マイルスは日和見って「調性だけはかんべんして」でモードに走ったのではないでしょうか。いずれにしても、ミュージシャンは評論家より一般観衆のウケを狙ってるのでは?お金くれる人たちだもんね。

投稿者 すかたんげっつー : June 13, 2006 07:52 PM

そんなことはないと思うけどなあ(笑)

投稿者 Master : June 13, 2006 03:39 PM

一般大衆に受けたジャズをもっと取り上げて欲しいな。
Master, シリーズにしましょう!
こういうアルバムを何も考えずに聞き、身体をそして心を揺らす。
ジャズはそれでいいと思う。
こういうジャズだけで、十分楽しいジャズ人生と拓ける!
トレーンやアルバート・アイラーが理解できなくても、聞かなく
ても、ジャズは楽しい!! < 僕がその典型だ!


モードの出現頃から、一般大衆とミュージシャン,評論家の意識が
ズレ始めたのではないだろうか??
僕は聞かないので大きなことは言えないが、フリーが幅をきかす
ようになったのは、ミュージシャンが一般大衆よりも評論家のウケ
を考えるようになったからではないだろうか?
評論家は、難解で高尚な文章で音符の並び/絡みを精神性などという
言葉を巧みに用いて一般大衆に説きつつ、「おまえら、わらかん
だろう!」「この演奏は想像以上に高貴なものなのだ、君達は理解
できていない!」というような事を小難しく表現していたと思う。
そのことが、一般大衆不在のジャズに、ジャズが一部の人間の為の
音楽に、ジャズは難しいという偏見に繋がっていったのではない
だろうか?

投稿者 大@神戸 : June 12, 2006 09:42 PM