ジョー・ワイルダー(tp) 『Wilder 'N' Wilder』

ジョー・ワイルダー(tp) 『Wilder 'N' Wilder』

 軽業師のようにアップダウンするワイルダーのトランペット。[1]を再生するだけでリキュールの匂いが部屋に充満し、赤ら顔の酔っぱらいが繰り言するようなバラードの[6]など、酒に弱いわたしなどは聴いただけで酔ってしまいそう。そして宝石のようなハンク・ジョーンズのピアノを聴いてると、ああやっぱり『サムシン・エルス』のピアノはハンクでなければいけなかったのだな、と妙に納得する。何はなくともジャズには品格というものが必要なのだ。温かで極楽気分のワンホーン・アルバム。 ★★★★

1.チェロキー (Cherokee)
2.プレリュード・トゥ・ア・キス (Prelude To A Kiss)
3.マイ・ハート・ストゥッド・スティル (My Heart Stood Still)
4.シックス・ビット・ブルース
5.マッド・アバウト・ザ・ボーイ (Mad About The Boy)
6.ダーン・ザット・ドリーム (Darn That Dream)

Joe Wilder (tp),Hank Jones (p),Wendell Marshall (b),Kenny Clarke (ds)
[Savoy] 19.Jan.1956.


« ミルト・ジャクソン(vib) 『Modern Jazz Quartet & Milt Jackson Quintet』 | メイン | ジョニー・スミス(g) 『Moonlight in Vermonter』 »

コメント

何の脈絡があってわたしにくださったのか
今の今までわからなかったCDでございました(^^;

投稿者 Master : February 23, 2006 12:05 PM

安値で出ているのを見つけて、
JimmyJazz用にと買って持っていったCDでした。
家で聴いていても、JimmyJazzで散髪してもらっているごとく
至福の時間を約束してくれます。
ビバップ~ハードバップのリズム隊の布陣の中で
ワイルダーの超教派的ペットが新鮮で優雅に感じられます。

投稿者 Aquirax : February 17, 2006 09:35 PM