デューク・ジョーダン(p) 『Flight To Denmark』

デューク・ジョーダン(p) 『Flight To Denmark』

 格調高く哀愁あるメロディラインの美しさに魅了される。心をこめてピアノを弾くとこうなるんだろうな。雪景色のなかにぽつんと立つデューク・ジョーダンのジャケットが、アルバムの印象を決定している。[1]におけるエド・シグペンの雪の粉が舞うようなブラシさばきがじつに良いアクセント。[2]のアドリブには「ジングルベル」のフレーズ引用で、「氷雨の日」を連想させる。レッド・ガーランドばりのブロックコードで決める[7]も聞き物だ。気の置けない友人と語らうようなレコード。聴いた途端に誰もが好きになるだろう。 ★★★★★

1.No Problem
2.Here's That Rainy Day
3.Everything Happens to Me
4.Glad I Met Pat [Take 3][#]
5.Glad I Met Pat [Take 4]
6.How Deep Is the Ocean?
7.On Green Dolphin Street
8.If I Did-Would You? [Take 1][#]
9.If I Did-Would You? [Take 2]
10.Flight to Denmark
11.No Problem [Take 2][#]
12.Jordu [Take 1][#]

Duke Jordan (p),Mads Vinding (b),Ed Thigpen (ds)
[SteepleChase] 25.Nov, 2.Dec. 1973. Engineer:Ole Hansen Recorded at "Sound Track",Copenhagen

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コメント

 僕も大@神戸さんと同じく学生時代にジャケット(LP)の美しさに惹かれたのとNoProblemの作曲者のオリジナル演奏が聴きたくて買いました。が、若かったせいか1.はアート・ブレイキーが演った濃いのを先に聴いていたんで薄味に思えてその後何年かして手放してしてしまいました。
 マスターのコメントにもあるようにシグペンのドラムの音が印象的でブラシ以外でも固めの古風な音がしていた記憶がありありと残ってます。40代になるとわかってくる渋めの作品だと思います。
 有名な1.や12.の作者であるこの職人気質ミュージシャンは、B.N.に”Fright to Jordan”というアルバムも残してたんでそれに引っ掛けた題名にしてるんですかねえ。

投稿者 K.Ishikawa : December 10, 2005 09:32 PM

聴いた途端に誰もが好きになるだろうって書いてるのに
学生の頃は、すぐに飽きてしまって良さが全くわからなかったのですがと言われたら困るじゃないか(^^;

投稿者 Master : December 1, 2005 12:53 PM

このアルバムいいですよね。

学生の頃は、すぐに飽きてしまって良さが全くわからなかったのですが、ほぼ丸一日を過ごしていたマスターがこのアルバム大好きで、雪の季節のみですがよく耳にしていました。
卒業し、ジャズ喫茶に行かなくなってから良さがわかってきた。

そろそろこのアルバムに合う季節になってきましたね。

投稿者 大@神戸 : November 29, 2005 09:27 PM