ベニー・カーター(as,tp) 『Jazz Giant』

ベニー・カーター(as,tp) 『Jazz Giant』

 チャーリー・パーカー出現以前のアルトの名手といえば、ジョニー・ホッジス、ウィリー・スミス、ベニー・カーター。三人共艶やかな音色で、スタイルもよく似ている。なかでも一番軽く、ややドライ、そして鮮やかなのがベニー・カーターだ。編曲の仕事も多くこなしている才人で、本盤ではオールド・ファッションな懐かしい薫りのする題材を、西海岸の名手と共にモダンな感覚に蘇らせている。一時パーカーを模倣しようとしたカーターがマイルス・デイヴィスに訊ねた。「どうだ、バードみたいに聞こえるか?」「いや、ベニー・カーターみたいだ」[6]が泣かせる。 ★★★☆☆

1. Old Fashioned Love
2. I'm Coming Virginia
3. Walkin' Thing
4. Blue Lou
5. Ain't She Sweet
6. How Can You Lose
7. Blues My Naughty Sweetie Gives to Me

Benny Carter (as,tp),Ben Webster (ts),Frank Rosolino (tb),Andre Previn,Jimmy Rowles (p),Barney Kessel (g),Leroy Vinnegar (b),Shelly Manne (ds)
[Contemporary] 11.Jun. 22.Jul. 7.Oct.1957. 21.Apr.1958. Engineer:Roy DuNann Photo:William Claxton


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