デヴィッド・サンボーン(as) 『As We Speak』


デヴィッド・サンボーン(as) 『As We Speak』

 ’80年代初頭、この手のクロスオーバー、フュージョンはお洒落な音楽の筆頭だった。デヴィッド・サンボーンのメロウで激情的なトーンにシビれた若者は少なくなかったに違いない。あれから20年後の今、本作を聴いてみるとやはり古臭さく感じられる。あまりにもわかりやすすぎて、直接的でカッコよすぎた。そういうのはやはり飽きる。モダンジャズがいつまでもモダンに聞こえるのは、一種の難解さを纏っているからなのだ。しかし[5]の間奏の出だしの泣き具合なんて抜群にカッコイイよなあ。 ★★★☆☆

1.Port of Call
2.Better Believe It
3.Rush Hour
4.Over and Over
5.Back Again
6.As We Speak
7.Straight to the Heart
8.Rain on Christmas
9.Love Will Come Someday

David Sanborn (as,ss),Omar Hakim (ds),Marcus Miller (bass-g,b,syn),Buzz Feiten (g),Don Freeman (key,syn),Paulinho da Costa,Malando Gassama (perc),George Duke (clavinet),Bob Mintzer (bass-cl),Lance Ong (syn),Bill Evans (sax),James "Sugar Bear"Skelton (org),Spike (syn,IRT strings),Michael Sembello (g,vo),Cruz Baca Sembello (background vo),Robert A. Martin (french horn)
[Warner Bros.] 1982. Engineered and mixed by Howard Siegel

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コメント

サンボーンのアルバムとしては一番ポピュラーなヒットだったようですが、
それまでずっと聴いてきた者に言わせると少しライトに過ぎた一作でした。
それでも割と好きなんですが(笑
サックス吹きとしては、珍しくヤマハのソプラノサックスを多様しているのが聴き所だったりして。
Masterご指摘の泣かせる間奏がある5でリードギターとボーカルをとっているのはマイケル・センベロ。
この後すぐ、大当たりした映画『フラッシュ・ダンス』の挿入歌「マニアック」でスターになりました。
表題曲の作曲にも一枚咬んでいるようです。

投稿者 Aquirax : September 8, 2005 07:54 PM