のっけから「バブドゥイドゥドゥヴィウンドゥンウーウィ♪」と、ブルーノートにしては異例とも思えるスキャットに面食らう。絶好調のプレイを聴かせるジーン・アモンズは、当時プレスティッジ・レーベルと専属契約を交わしており、本盤には"JUG"という変名で参加。白人テナーのビリー・ルートと共に、2テナー、1トロンボーン+リズムセクションと、変則的な編成。よりファンキーかつアーシーな雰囲気が充満する。ベストトラックはエルヴィン・ジョーンズのドラミングも素晴らしい急速調のバップ曲[2]か、いや、バラードの[4]も良い。 ★★★☆☆ |
1.ソウル・スターリン
2.ウィ・ワナ・クック
3.ザッツ・オール (That's All)
4.ララバイ・オブ・ザ・ドゥームド
5.B.G.マンボ
6.ブラック・パール
7.ソウル・スターリン(モノ・テイク)
Benny Green (tb,vo),"JUG"(Gene Ammons),Billy Root (ts),Sonny Clark (p),Ike Isaacs (b),Elvin Jones (ds),Babs Gonzales (vo)
[Bluenote] 28.Apr.1958. Engineer:Van Gelder
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コメント
久しぶりに引っ張り出して聞いてみました。
ブルースみたいに聞こえますね。アーシーな感じが強いからかな。
ベニーグリーンは、トロンボーンらしくていいですね。
音程が微妙な感じのところが、良いですよね。癒し系の楽器?
あまり聴かないアルバムなので、エルビン,ジーンアモンズの参加は
知りませんでした。