マル・ウォルドロン(p) 『MAL-1』

マル・ウォルドロン(p) 『MAL-1』

 情念のピアニスト、マル・ウォルドロンの初リーダー作。一聴よくある普通の2管ハードバップかと思ったら、随所にコールタールのようなどろりとした独特のタッチが見られる。極めつけは[2]。メロディラインを崩して演奏されることの多い有名なバラード曲を、まるでオリジナル曲のようにアンサンブルのテーマとして料理している。ピアノソロからアルトへの引き継ぎが見事だ。一度この曲をJJ工房でかけたことがあるが、約8分間、参加者全員が身動ぎもせずに聞き入ってた。[4]におけるマルのソロも素晴らしい。 ★★★☆☆

1. Stablemates
2. Yesterdays
3. Transfiguration
4. Bud Study
5. Dee's Dilemma
6. Shome

Mal Waldron (p),Gigi Gryce (as),Idrees Sulieman (tp),Julian Euell (b),Arthur Edgehill (ds)
[Prestige] 9.Nov.1956. Engineer:Van Gelder


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