犯人は誰だ?! 挿入のトリック

インフラノイズの秋葉社長宅にお邪魔したのももう随分前の話である。
AR2000に始まって、DR3000、ムジカライザー、ABS9999と、
インフラノイズからどんどん挿入機器が発売されていった。
元々これらの挿入アクセサリーは、別に無くとも音は出るものだ。
しかし、驚いた事に秋葉社長は自分のシステムにこれら全部の挿入機器を使っていらっしゃった。

当時まだABS9999の姿はなかったものの、上流から、CDトランスポート⇒DR3000⇒DAC⇒AR2000⇒プリアンプ⇒パワーアンプ⇒ムジカライザー⇒スピーカー。
ちなみにパワーアンプからはスピーカーケーブルが長~く引き回されている。

これだけ挿入に挿入を重ねたなら、さぞかし鮮度が落ちるであろうと誰もが想像するが、
出てくる音にまったく鈍い印象などなく、滲みなどとは無縁の素晴らしい再生音に度肝を抜かれた。

ARやDR、ムジカライザーにABSいずれも相当売れたそうだから、
お使いのオーディオマニアも大勢居るはず。
しかし、こんなふうに鮮度を保って使われている方がどのくらいあるだろう?

インフラ製品に限らず、プレーヤー、アンプ類をセパレート式にして使う場合は、
なるべく「良い音がしないケーブル」で繋ぐのがコツ。
高級で、繋ぐと激変しそうなやつは避けて、素っ気無い安物を選ぶほうが成功しやすい。

高級ケーブルというやつは、ほぼ例外無く良い音がする。つまり良い音がついてる
良い音に変化しない高級ケーブルなど誰も欲しがらないからだ。

冷静になって考えてみよう。優れたケーブルとは、本来、繋いだからといって音が変化しない。そういうものではないか?
そういうのを付帯音がしない、色づけのないケーブルと呼ぶのではないか?

音を鈍くしていた犯人とは、案外挿入された機器ではなくて、
機器を増やすたびに2本3本と増えていく音が良いケーブルのせいかもしれないのだ。


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コメント

考え方が、多種あるとおもいます。(生音にちかずけるため)
装置をつかうのもよし。電源やケーブルで、ひずみやジッターを
とることも可能ではないでしょうか?
市販されているケーブルでは、むずかしいかもしれませんね。
悪い付帯音などもってのほかです。

投稿者 JBL2445+2225 : March 4, 2005 10:01 PM