セロニアス・モンク(p) 『Thelonious Himself』

セロニアス・モンク(p) 『Thelonious Himself』

 モンクのピアノはメロディックじゃないから最初はとっつきにくいが、難しいことを考えず、虚心坦懐に受け止めれば、これほど快い音楽もない。まるでお伽噺のような不思議な世界に連れて行ってくれる。CD化の際、なんと20分を超える「ラウンド・ミッドナイト(イン・プログレス)」が追加された。本テイクに至る過程は興味深いものの、天啓を受けたように迷いなく弾いた[7]に比べると幾分散漫に聞こえる。弾こうと思えばいつでも弾けたのでは?[9]のみ参加のコルトレーンもいい。モンクの最高傑作はやっぱりこれだ。国内盤あり ★★★★★

1.April In Paris
2.(I Don't Stand) A Ghost Of A Chance With You
3.Functional
4.I'm Getting Sentimental Over You
5.I Should Care
6.'Round Midnight (In Progress)
7.'Round Midnight
8.All Alone
9.Monk's Mood

Thelonious Monk (p),John Coltrane (ts),Wilbur Ware (b)
[Riverside] 12,16,Apr.1957.NY. Engineer:Jack Higgins(Reeves Sound Studios)


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コメント

お二人さんナイスコメント!

投稿者 Master : August 18, 2006 09:28 AM

ちょうどこの前、聴いたばかりです。
独特のモタつき感とフレーズのウネウネ感がいい。
聴き手に「最後まで辿り着くのか??」と
思わせるところもスゴイ!!
ジャズ=スムーズ&スマートと捉えていた
ジャズ初心者にとってはある意味、衝撃的です。
自分的にはニール・ヤングを彷彿させる
アルバムでした。

投稿者 ぎんたろー : August 17, 2006 08:45 PM

モンクを初めて聴いたときは、あのコードはミスタッチだと思い、2度目に聴いたときはわざとへたくそに弾いているのだと思い、3度目に聴いたときにはすっかりはまって魅入られていました。このアルバムを聴いて、あの独特のコードは微妙な細かいところまで考えつくされていたのだと納得したものです。

投稿者 すかたんげっつー : August 17, 2006 12:44 PM